1950-03-17 第7回国会 参議院 本会議 第30号
又医学の進歩と共に当然考えられるのは專門科名の問題であるが、專門科名については政府当局はどう考えるかとの質問に対しまして、現在日本医師会を中心として專門医制度の問題の審議が進められている。医師会において專門医制度の速かな確立をせられるように期待しているのである。医師会で結論を得たならば、政府当局としては協力して、法律案その他の制度の立案作成等には十分努力する考えであるとの答弁がありました。
又医学の進歩と共に当然考えられるのは專門科名の問題であるが、專門科名については政府当局はどう考えるかとの質問に対しまして、現在日本医師会を中心として專門医制度の問題の審議が進められている。医師会において專門医制度の速かな確立をせられるように期待しているのである。医師会で結論を得たならば、政府当局としては協力して、法律案その他の制度の立案作成等には十分努力する考えであるとの答弁がありました。
従つてその意味におきまして、今回の法律案に関連をする診療科名の取扱につきましては、同時に又專門医制度の確立というような問題につきましては、基本的な対立はないものと私共は考えておるのでございます。率直に先程申上げまとたけれども、今私共の考えておりますことを申上げますと、診療科名と申しますのは、医師又は歯科医師の身分を取得いたしました者が直ちに自由に選択標榜し得る科名でございます。
社会保障制度審議会におきましても、日本における医療の体系として專門医制度を確立する方がよろしい、これが医術の進歩向上を意味するということの御決議が話つたやに聞き及んでおりまするが、併し前例から見ましても、專門科名とし。これを取上げて、專門科名制度を確立いたしまする上においては、相当の長年月を要し、又法律に制定いたしましても、これが運用にはなかなか困難が件うものと考えられるのでございます。
○田中(元)委員 医務局長にちよつとお伺いいたしたいのでありますが、今の医務局長の御答弁を伺いますと、專門医制度になる前提として診療科名の問題が取扱われて来ておる。そうすると専門科名になる一歩がこの診療科名であるというふうに考えてかまわないのでおりますか、お尋ねをいたします。
しかしながらこの專門医の制度並びに專門科名というふうなものは、これはどういう点から見ましても、わが国医療界のために好ましいことであり、また医学医療の進歩のためには大いに有効に作用するものという考えを持つておりますので、何とかして一日も早くこの專門医制度ができて参りますように、ことにまた社会保障制度などのことを考えまして、将来広く保障制度による医療ということになりますと、どうしても專門医による治療ということが
○大石(武)委員 私も提案者の一人でありますが、今提案理由の説明にもあります通り、このたびの提案は将来專門医制度確立ということの一つの橋渡しであつて、これがそれを促進する一つのよすがともなるであろうという理由のもとに提案しておるのでありますが、これにつきまして厚生当局の專門医制度確立に対する将来の見通しについて、御所見を承りたいと考えます。
ただ御承知のように、日本の國の医療の状態から見ますと、イギリスのように医薬分業が行われておるわけでもございませんし、專門医制度もそれほど確立しておるわけでもございません。そういう関係でただちにイギリスの制度を採用し得るかどうかということについて疑問があるのでございます。